私は知らなかったんですが、Zipper(ファスナー?)の老舗なんですね
吉田工業株式会社(通称:YKK)が市場を掌握した現在は歴史に埋もれてしまいました
しかしTALON社の功績は大きく、Zipperの歴史を築いたと言われています
そんな訳で今回は革ジャン袖口の修理(青空はなんでもやりますよっと)
専門用語の羅列になりますが
スライダー(slider)を引いている引き手(puller)が故障したので交換しました
メーカーは「TALON(USA)製」
10年以上使ってるいる革ジャンだからか、YKKではありませんでした
TALONで検索してみると、アンティーク的な付加価値があり結構高額
パーツのバラ売りは無いものかと探してメールしてみるも
代理店からは「個人様との取引は・・」などと丁重に断られて困惑
さいわいに取引先を何件か紹介してもらい、スライダーを譲って貰えました
写真は無いけど作業手順としては
1 上止め(top end stopper)を外す
2 スライダーを引き抜く
3 代わりのスライダーを組み込む
4 1で外した上止めをペンチ等で噛ませる
簡単に説明していますが、作業は簡単ではアリマセンっす(器用Lv3が必須)
修理専門店でファスナー(zip tape)ごと交換すると5k~10kエン掛かるらしいです
スライダーを交換しても務歯(むし:zip teeth)との噛み合わせによる不具合もあるらしいので
専門店では糸をほぐして全交換し、再び縫い直すのでちょっとお高くなるそうです
今回お世話になった「
EARLY」さん
震災にも負けずに頑張っています(ありがとう御座いました)
㊦
ZIPPER年代考察(8/6追加)
左から順に番号を振ると①~④(年代考察を参照すると理解しやすいかも)
①壊れたスライダーは'30~'40年代っぽいデザイン
②引き手は①と同じ感じだけどスライダーの形状が微妙に違います(SERVAL'50年代に近し)
③TALON'60年代っぽいデザイン
④YKKの5号(古着屋で売値の半額で購入したモノからばらしました、350円くらいの品)
結局はムシの規格が違うのか、TALONとYKKは互換性がないと判断(一応検証済み)
今回は引き手よりもスライダー形状を優先して③を取り付けました