子供の頃は1日がとても長く感じた
最近では1日どころか1年ですらとても短く感じる
同じ24時間365日を過ごしているのに
仕事が終わってふと気がつくと藻岩山(札幌市南区にある標高536.8mの小さな山)の向こうに夕日が沈んでいる
先月あたりなら同じ時間帯だと太陽は高々としていた
もう8月も終わる、今年の残りはアト4ヶ月
月日が経つのは早いモノだ
子供の頃に比べて自分のために費やせる時間が少ないからだろうか
学校が終わると急いで家に帰り玄関にランドセルを放り出し遊びに出かけた
日はなお高く、家の近くの空き地では白い野球のボールを追いかけていた
沈みゆく夕日を合図に一人、また一人と家路についていた
家に帰ると母親に「手を洗いなさい!」と笑顔で叱咤され
汗とホコリにまみれた衣類を脱ぎ捨てて風呂に飛び込む
食事をしながら今日1日の行動を家族に報告
土曜日ならドリフの「8時だよ、全員集合!」を見ながら笑い転げていただろう
眠い目を擦りながらTVを見ていると父親がささやく「もう寝なさい」と
コウして長い長い1日が終わったのだろう
今なら
仕事が終わったら日が暮れている
駅前のスーパーで弁当や総菜を買って帰宅する
風呂ではなくシャワーを浴びる
ビールを飲みながら23時からのニュースを眺める
明日の朝も早いからとセンベイ布団に身をすべらせる
そして1日が終わるのである
なんて想像してみると、確かに1日って短いような気がします
自分のコトじゃないですから(笑